私たち玉石重機の仕事の場は大地です。
緑に包まれて表情豊かな起伏と広がりを見せる大地。
ある時は自然の優しい四季を楽しませ
ある時は自然のきびしいすがたを人間に見せる。
そうした自然を相手に
人々にとって住みやすく便利でより安全な環境を整えるのが
「土木」の仕事といえるでしょう。
思いを馳せれば、古代より人々は生きのこるために
またより豊かなくらしを求めて、
川や山や平野に、道を切り開き、田をつくり、
そして村や町をつくってきました。
そこでは、大地を相手に岩をくだき、土をならし、
堤を築いて暮らしを守り、道を造り便利にして、
生活の場を広げる「土木」の営みが続けられてきました。
そして今、土木は社会の基盤となる
道路、空港、ダムや宅地などを建設し、
社会の発展と経済の成長の支えとして貢献してきました。
さらに台風や土砂崩れなどの自然災害から
人の命や財産を守る施設をつくり、
維持していくのも土木の重要な仕事です。
しかし土木は、ただ大地に手を加えて
破壊しているわけではありません。
土ひとつを動かすにも、大地を見つめながら、
より自然を残し、あるいは自然の回復力を高める方法を考え、
一方ではより強靭であること
より効率的につくる技術や技能を私たちは追求しています。
地球環境の大切さが見直され
社会基盤と環境のバランスが議論される今、
私たちが大地と会話する中で培ってきた技術や知恵が
役立つ時が来たといえるでしょう。
玉石重機は、これまで道路やダム、空港、
さらにはゴルフ場や敷地造成など生活につながり
その時代に必要なものを大地と会話しながら大切に造ってきました。
これからも、経験と技術と知恵をより発展させ、
環境とのより良い関わりを図りながら
自信を持って次世代に受け継いでいけるものを
つくり続けていきます。