鉛や水銀、ヒ素などの有害な重金属類に汚染された土壌を天然鉱物を利用して不溶化つまり水に溶けない処理をするのがシーリングソイル工法です。
この工法では、天然鉱物の機能を利用するため新たな環境負荷はなく、処理後も「土」であるため、再利用が可能となり、コストの低減が図れます。また、オンサイト(現地)での施工のため捨土による汚染拡散の心配もなく、近年注目される安定化工法です。
玉石重機は、シーリングソイル協会の正会員として、自走式土質改良機:SR-G2000と加水装置などを組合せ、自走式ならではの機動力で、現場での汚染土壌とシーリングソイル薬剤の混合撹拌作業を担当。高い作業性能を発揮しています。
◎シーリングソイル工法の仕組み
天然鉱物であるゼオライトの吸着機能および陽イオン交換機能で有害重金属類を固定化、風化粘性土による重金属等吸着機能と合わせて安定化を図ります。また、固定化機能の安定的維持促進のためにPHコントロール剤として、炭酸塩鉱物等を加えて処理します。